ロードバイク、キャノンデール・CAAD8は非常に明確なコンセプトに基づいてカスタマイズされていましたが、その目玉の1つが、アウター42T・インナー26Tというロードバイクとしてはちょっとあり得ないほどローギアード化されたチェーンホイールでした。

「せっかくリアスプロケットが10段もあるのに、ロー寄りしか使えなかったらもったいないじゃない」とのこと。すなわち、フロントよりもスムーズに変速できるリア側をローからトップまで綺麗に使い切るために、チェーンホイールを敢えて小径のものにしたということなのです。

 その説明を聞いて、Sさんの発想に少なからぬ共感を覚えましたよ。自分にも思い当たる節がありましたからね。
 確かに平地巡航ではフロントをアウターギアに入れるとリアスプロケっとは下側3、4段くらいしか使いません。しかも、ごーしゅんの自転車はつばめ号を除くと12-27Tというワイドめのスプロケを使っているのですが、そのスプロケで下から3段はかなり歯数差が大きい(21T-24T-27T)ため、ちょっとした向かい風や上り坂の時に、「今のままだと重いが1段下げると軽すぎる」ということが度々あるのです。

 アトランテやボーラはまだ軽量な分、多少ギア比が不適切でも踏んでいくことが出来ますが、車重のあるオードリーはそうはいきません。自分の脚力に見合ったギア比でなければ、ずるずると速度を落とさざるを得ないのです。

 しかし逆に言えば、ギア比さえ適切なら車重のハンデをカバー出来ます。従兄弟のAnchor・C9は身近な人の自転車の中では最重量級ですが、チェーンホイールがトリプルなおかげで急坂もぐいぐい登っていきますからねw